未知の建物に進入する時のルール

防災知識

今回は、火災現場で消防士たちが建物の中に入る(屋内進入する)とき、自分たちを守るためにどのようなルールで動いているか、分かりやすく説明します。

火災時に、初めて入る建物がほとんどです。燃えているのが一般(個人の)住宅ならなおさらです。

しかも、煙で建物内の視界ゼロ(真っ白で見えない状態)で活動する場面も十分考えられます。

入る前の準備


まずは、自分たちの安全と火の勢いを確認します。

  • 装備のチェック: 防火衣(燃えない服)、空気ボンベ、無線機を正しく装着します。こうしないと、服の隙間から熱気が入り込み火傷を負います。
  • ドアの確認: ドアが熱いときは、中に激しい火がある証拠です。最初にドアの温度を手や専用の温度測定器で確認します。
    その後、ゆっくり少しだけ開けて、炎が噴き出さないか確かめます。この時必ず、ドアを盾にして開口部の正面に立たないように注意しています。

必ず低い姿勢で進む

煙は上にたまり、熱も上の方が高いです。不用意に現場で立った隊員は、ヘルメットだけ焦げたという教訓が語り継がれています。たった1mでも、それぐらいの温度の変化があるということです。

  • 姿勢: 腰を低くして、床に近いところのきれいな空気を吸いながら進みます。これは、住民の方が避難する際も同様です。
  • 視界: 煙で何も見えないときは、手や足で壁を触りながら、自分がどこにいるか確認します。

チームで動く

消防士は、絶対に一人で建物内に入ることはありません。

  • 2人1組: 最低でも2人一組(バディ)で行動します。場合によっては、3人1組です。
  • 命綱(ホース): 進入時は水が出るを準備して入りますのでホースをたどれば、必ず最初に入った入口(出口)に戻れるようになっています。

救助と消火

中に入ったら、まず「逃げ遅れた人がいないか」を最優先で探します。

  • 声かけ: 大きな声で呼びかけながら、部屋のすみずみまで確認します。手や足を精一杯伸ばして、未検索部分を無くします。
  • 放水: 火を見つけたら、一気に水をかけて火の勢いを抑えます。確実に消えたかどうか確認するために温度を確認するセンサーを持っていきます。

私たちの仕事は、皆さんの命を守ることです。

もし火事に遭ったら、「少しでも煙を吸わないように姿勢を低くして、すぐに外へ逃げる」ことを忘れないでください。

以上、報告終わり!

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