(人に親切にすることは、その人のためだけでなく、めぐりめぐって自分にも良いこととして返ってくる” という意味のことわざです)
目の前で人が倒れたとき、最初に助けられるのは、そばにいる「あなた」です。
私たちが到着するまでの数分間が、その人の命を分けます。例え、あなたが行った処置が間違っていても、法律での罰則はありません。
ドラマの影響で倒れた人に対して『触るな』という人がいますが、間違いです。触らなければ、その人は確実に向こう側に行ってしまいます。
「善きサマリア人」の教え
もともとは聖書にあるお話です。
ある人が強盗に襲われ、半殺しの状態で道端に放置されました。
たくさんの人が通りかかりましたが、皆見て見ぬふりをして立ち去りました。
最後に通りかかったサマリア人は、敵対関係にあったにもかかわらず、その人を助け、宿屋で介抱し、費用までも負担しました。
「倒れている人がいれば助けたいけれど、責任を問われたら怖い」と思うかもしれません。
しかし、上で説明した「善きサマリア人」という考え方があります。
善意で助けようとした人を、法律は厳しく責めたりしません。
失敗を恐れず、勇気を持って動いてください。
感謝状は「勇気」への敬意
消防署では、命を救う手助けをした方に感謝状を贈ることがあります。
これは、あなたの勇気が一人の命をつないだ証です。
特別な技術がなくても、通報や声かけだけで救われる命があります。
私たちからのお願い
- まずは119番: 早く呼ぶことが最大の救助です。
- できることを: 胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDは、迷わず使ってください。(出血などがあれば、感染対策を十分行ってください)
- 命のバトン: あなたの応急処置を、私たちが現場で引き継ぎます。
勇気ある一歩が、誰かの大切な家族を守ります。
法律(ほうりつ)の考え方
法律(ほうりつ)の考え方を、わかりやすく説明します。
3つの大切なポイント
- 罰せられることはありません
応急処置をして、もし結果が良くなくても、あなたが罪に問われることはありません。 善意で助けようとした人を、法律は守ってくれます。 - 「勇気」をあと押しするルール
「もし失敗して訴えられたらどうしよう」と不安になりますよね。その不安をなくして、「迷わず助けてほしい」という願いで作られた考え方です。 - 日本でも守られています
日本では「よきサマリア人法」という名前の法律はありません。しかし、民法や刑法というルールの中で、「善意の救助」はしっかり守られるようになっています。
消防士から伝えたいこと
一番いけないのは、「何もしないこと」です。
まとめ
- 心臓が止まったとき、1分遅れるごとに救出率は約10%下がります。
- あなたの勇気の手が、命をつなぐ唯一の希望です。感謝はされど、恨まれることはありません。
以上、報告終わり!


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