タコ足配線は8本まで?

防災知識

火災予防の観点からズバリお答えします。
「たこ足配線」は、現場で何度か目にしていた「火災の火種」の一つです。

結論から言うと、「何本までなら大丈夫」という基準は、コンセントの数ではなく「電力(ワット数)」で決まります。

たこ足配線とは?


一つの壁コンセントに、テーブルタップ(延長コード)などを何重にもつなぎ、タコの足のようにたくさんの電化製品を接続した状態のことです。
見た目がゴチャゴチャして悪いだけでなく、一つの出口に電気が集中しすぎるため、非常に危険な状態です。

「何本まで」ではなく「何ワットまで」

多くの家庭用壁コンセントや延長コードには、耐えられる電気の量(容量)が決まっています。
• 一般的な限界:合計 1,500W(ワット)まで
たとえ差し込み口が3個あっても、つないだ家電の合計が1,500Wを超えればアウトです。

要注意な家電(消費電力が大きいもの)

以下のものを同じタップにまとめるのは、「絶対にやめてほしい」組み合わせです。
• 電子レンジ(約1,300W)

• 電気ケトル(約1,200W)
• ドライヤー(約1,200W)
• 炊飯器(約1,100W)
• 電気ストーブ・セラミックヒーター(約1,200W)
これらは一つだけで限界に近いため、「1つの壁コンセントに対して1台」が基本です。

なぜ火災が起きるのか?(メカニズム)

「たこ足配線」が原因で起こる火災には、以下の理由があります。
過電流による発熱: 1,500Wを超えて電気を流し続けると、コード自体が異常に熱くなり、中の銅線が焼き切れたり、周囲のビニールが溶けて発火します。

道路で例えると、一本の幹線道路に1000台の車が一挙に押し寄せたら、渋滞になります。これがコードが発熱する原因です。電流が多すぎるため、放熱よりも発熱が勝り、最終的に発火していまうのです。


「3つのチェックポイント」
火事を出さないために、今日からこれを守ってください。
• 「1,500W」を意識する: 延長コードの裏側を見てください。「合計1500Wまで」と書いてあるはずです。
• コードを束ねない: ケーブルが長いからといって、針金などで縛って束ねて使うと、熱がこもって発火リスクが跳ね上がります。
• ホコリを掃除する: 定期的にプラグを抜いて、乾いた布でホコリを拭き取ってください。

【アドバイス】
もし、使っている延長コードやプラグを触ってみて「熱い」と感じたら、それは過負荷のサインです。すぐに使用を中止して、分散させてくださいね。

以上、報告終わり!

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